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第2回カレーイベント@キナッセを終えて

みなさんコンバンワ。

事後のご連絡で恐縮ですが、去る8月23日に、幡ヶ谷のワインバル、キナッセさんにてカレーイベントを開かせていただきました。昨年に続き、二度目の開催でございます。当日お越しいただいた皆様、ありがとうございます。

折角のイベントでしたので、概要とか、気づいたこととか、色々まとめておこうと思います。

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ワインバルキナッセのご紹介とか経緯とか

なぜ僕がワインバルでカレーを出してるのか?しかも二度も?というお話ですが、ざっくり言ってしまえば店主のコガタクさんのご好意です。

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↑この微笑みヒゲがコガタクさんです。

店主のコガタクさんとはもう4~5年くらいのお付き合いでしょうか?歳が近いせいか、妙にお店の居心地がよく入り浸り、夜な夜な酒浸りになりながら、まだ初期型の僕のカレーを、なぜか僕の家に来てもらってたべてもらったりしていました。当時はお互いにまだ独身でしたし、キナッセはスタンディングバー形式でしたし、かりんとうとか売ってたし。それが今では、こんな僕にもワイフが出来ましたし、コガタクさんに至っては一児のパパですよ。5年もあれば色々変わるもんでございます。あと5年たったら一体全体どうなってるんでしょうね。僕は尿酸値が心配です。

いきなり話が脇に逸れましたが、要は昔から僕のカレーを食べてくれている方が、「食べたいから作ってよ。それでさ、どうせならみんなで食べようよ。」みたいなノリで僕に声をかけてくれて、それに僕が「OK!4食分仕込むのも50食分仕込むのも変わらないしやってみよう!」ということでスタートしたのがこのイベントなわけです。

そして今年も、「夏ですから!カレーやりましょうよ!」とお声がけいただき、「やりましょう!ハイ!」と半ば食い気味で答えての開催決定でした。(実はそろそろカレー作りたいなと勝手に思っていたのです。)

今回のカレーのご紹介

今回作ったのは、サラサラのチキンカレーです。僕がいつも作って食べているのと同じもの。欧風ではなく、インドよりのスープカレーよりの和風カレーだと思ってます。我流かもしれません。サラサラだけどスパイスが後からガッツリ効いてくる。サラサラだけど味がキリっと締まってる。最初の香りと味のインパクトから食べてる最中にじわじわ広がる後引き感、そして食後の爽やかに抜ける感じに仕上げました。

今回のスペシャル食材はお米!

今回のスペシャル食材はなんといっても米。お米です。油絵を用いた独特のエチケット(ラベル)でお馴染みの自然派ワインの作り手、山梨県の四恩醸造様謹製のお米ですよ。

【お知らせ】いよいよ23(土)はアグニカレーの日!12:00-16:00、18:00-21:00頃の営業です。限定60食で1100円。今回、お米は四恩醸造の小林剛士さんが作る増富つよぽん米を使用!ご予約お待ちしております! ※お取り置きは2週間以内のお渡しで、お米は付きません。

どうです?ワインバルらしいでしょう?同醸造所のつよぽんさんこと、小林剛士さんが自家用に作られたものですが、これが予想を超えて美味しいのです。カレーのおかわりも出ましたが、いつの間にか、ルー抜きで塩おにぎりのオーダーまで入る始末。

おにぎりなんて久々に握りましたよ。僕、カレー作りに来たんですよ?まぁいいか!美味しいから!それにしても、これを2万個もつくるとかすごいですね。

昨年からの改善点

さて、二回目ということで、去年の反省を活かし、色々と改善して臨みました。もし、次の機会があるならばということで、まとめておきましょう!

鍋を小型化して効率化&味の安定化!

By: Didriks

昨年は最初ということで気合を入れて30リットルの寸胴鍋と、木刀みたいにでっかい木べらを使ってました。が、仕込みの時は一気につくれて楽なのですが、当日はでかすぎて邪魔だったんです。当日は熱したカレーをお皿に盛るだけの作業になるので本当に邪魔。木べらも邪魔。さらに後半になればなるほど、鍋の側面にこびりついたカレーが煮詰まって味が変化するし、何よりお玉ですくいづらい!鍋の縁に手がふれると熱い!小柄な僕が鍋と格闘してると、ネズミ感がハンパない!寸胴事態はテンション上がるしかっこいいんですけどね。

というわけで今年は10リットルくらいの小さな寸胴と、家庭用の4リットルくらいの鍋の二台体制でやってみました。片方が供給用のメインで、もう片方がカレー解凍用のサブですね。このやり方が大成功。(※前日までに作ったカレーは食べる直前まで冷凍保存しております。)

お客様に出すカレーはそのままに、量がすくなくなったらサブの方からチャージ。サブの方が減ってきたら、冷凍しておいたカレーをそこにチャージ。という感じで、メインの鍋で常に熱々のカレーを用意することができます。

しかも、この方法なら、提供直前の味の調整が低リスクでできるのです。(メインのほうで塩入れ過ぎたらストックを継ぎ足して中和できるわけです。)塩は一度決めると戻せないので、この方法は精神的にかなり楽になります。

お米の準備を周到に!

By: hibisaisai1

昨年はぶっつけ本番で炊いていたお米ですが、今回は事前に試食して、お米の感じをチェック、カレーに合う炊き加減を検証しておきました。(別に大したことではありませんが、これが当日の自信につながります。)その上でこちらも鍋同様に二台の炊飯器で割と少量ずつ、繰り返し炊飯することで、常に炊きたての状態で供給が可能になりました。

カレー皿は発泡スチロールに!

昨年はバガスでできた紙皿を使ってましたが、どうにもこうにも紙の臭いが気になるのでやめ、発泡スチロール製のものに変更しました。

大和物産 発泡カレー皿 25P

発泡スチロールはカレーの油分が容器に吸着されて、味や香りが悪くなるのでは?と 心配もしましたが、ラー油を垂らしてみたり、実際にカレーを食べてみても、問題ありませんでした。

横口レードルを利用

MA 18-8 横口レードル 90cc

前からうすうす気づいていたのですが、僕のカレーはサラサラで、普通のお玉で注ぐと結構こぼしやすいんです。もしかしたらこれまでこぼしたカレーの総量を合わせたら仕込み1回分くらいあるかもしれません。これはいけません。そこで今回、ものは試しで買ってみたのがこちらの横口レードル。

これが使いやすいのなんのって。もう普通のお玉には戻れません。ステンレスで出来てるからスパイスの匂いがつくこともなく、カレーを仕込んだ後、他の料理でも問題無く使えます。(カレーの仕込みに使ったプラやシリコンのお玉は、うっかり味噌汁づくりに使ったりするとカレー味噌汁になったりします。非常に危険です。)

今年の反省点

あとは少なからず反省点もあったのでそちらも。

ストックのカレーはきちんと畳んで冷凍しよう。

ジップロックに入れて冷凍庫に放り込んだだけで安心するな!ちゃんとトレイに乗せてキレイに整形して冷凍しないと運搬、解凍しづらいぞ!

塩分計を買え!

塩加減なんて自分のコンディションに左右されてばらつくし、年齢重ねるとドンドンものさしが狂ってくぞ!今のうちに買っておけ!

運転免許取れ!

寸胴とか器とか色々輸送するのに電車じゃ限界があるぞ!APECとかサミットがあったら絶対途中で職務質問されるぞ!日頃乗らないにしても運搬用に免許は取ろう!

米は多めに炊け!

確かに味を意識すると少なめで数回す方がいいけど、それにしたって2台合わせて最低7合くらいは炊いておけ!案外、人が押し寄せるとすぐになくなるぞ!炊飯器2台体制なら片方空になった瞬間に急速炊飯すれば、お客さんが1回ローテーションする間に炊けるから安心だぞっ!(事前に洗米・浸水をすませておくこと)

少しずつ、調整、一歩一歩、前進

今回お出したカレーも、昨年のものもベースのレシピはほぼ変わりません。ただし、仕込みの仕方やスパイス、調味料のバランスは結構変わっています。毎回実際に自分で一皿食べてみると、「次はもっとこうしてみたい」っていうのがあるんですよね。

なので今回のカレーも現時点での自己ベストではありますが、次はさらに美味しいものを作りたいなと企んでいます。(実はイベント直後にさらにカレーを仕込んでおり、味の微調整を進めております。)

これがビシッと決まるまでには、まだまだ長い長い時間が掛かりそうです。(それはそれで楽しみなのですが。)

最後に、今回も機会を下さった幡ヶ谷キナッセのコガタクさん、美味しいお米をご提供いただいた四恩醸造のつよぽん様、当日手伝ってくれたワイフ、そして何より、忙しいところに、貴重なお休みの一時に、わざわざお店にお越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。

またお会いする日まで修行を続けて参ります。

次回の更新はまた、レシピの予定でございます。

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